リグロス 使用開始しました

  • 長崎県諫早市のふじた歯科  藤田です。 

    昨夜、スタディグループの勉強会で長崎大学歯周病講座の原教授の講演がありました。今年で退官されるとのことでこれまでお世話になりましたと、お疲れ様でした。 

    この講演の中で、歯周外科の過去と現在で話されましたが、基本的術式は昔と変わっていない。ただマテリアルに関して、つまり材料に関しては新しいものがだんだん出てきているとの話でした。新しい歯周病再生剤に関してリグロスの話もありました。 

    以前から告知しておりましたが、ふじた歯科ではリグロスを5月の中旬より使用開始しました。 

    リグロスは科研製薬株式会社より販売されている、歯周組織再生剤ですが、

    600 µg1200 µgがあります。当院では基本的に600 µgを使用する予定です

     前回も書きましたが、基本的に歯周外科の歯肉剥離掻爬手術時に使用します。

     

    すべての症例に適応かというとそうではなく、歯周ポケットの深さが4ミリ以上で、骨欠損の深さが3ミリ以上の垂直性の骨欠損がある場合に使用します。水平的に骨が溶けている場合は効果がありませんので注意が必要です。

     

    歯周病と一言で言っても、患者さんごとに状態は違いますので、まずはしっかり精査をしてもらい、正しい診断をしてもらうことが大事です。

     

    また、基本治療といって歯周外科に至るまでに、歯肉縁上の歯石を取るスケーリング、歯肉縁下の歯石を取る SRPをしっかりしてから外科に移行することが非常に重要です。やはり基本が大事なのです。

歯周病と抑うつ

ふじた歯科  藤田です。

 

先日のニュースで歯とうつ(鬱)の関係について取り上げられていました。

 

歯の本数が残っていればいるほど健康長寿に役立つことは多くの報告がされていますが、鬱との関係についても新たに報告されました。

 

神奈川大学の研究らしいですが、高齢者で歯周病などで歯をなくして、歯が全くない人は、歯が20本残っている人に比較して、抑うつになるリスクが28%増えるそうです。

 

これは1万4000人の65歳以上の方を対象に、歯、口の健康と精神的な健康の関係を調査した結果わかったそうです。

 

以下、報告によると「半年前に比べて固いものが食べにくくなったと感じている人」は「そうでない人」に比べて気分が落ち込むなど抑うつの状態になるリスクが1.24倍高いことがわかったという。

 

 また、「歯が全くない人」は、「歯が20本以上ある人」に比べて1.28倍、抑うつ状態になるリスクが高いという。

 

 神奈川歯科大学の山本龍生教授は「高齢者にとって食事は大きな楽しみであり、友人らとの食事は社会参加という意味でも重要で、歯の健康を保つことが精神的な健康につながる」と話されています。

 

全身の健康と口腔の健康に関しては大いに関係していると言われて久しいですが、また新たな事実が報告されました。歯科医師として全身の健康に寄与できるように、歯をなるべく多く残せるような管理で患者さんの健康作りに貢献したいと思います。

 

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船越歯周病研修会35周年記念講演会へ行ってきました

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10月10日、11日と船越歯周病研修会35周年記念講演会に行ってきました。福岡天神で開業されている船越栄治先生が主宰されている船越歯周病研修会。私が行ったのは15年位前の随分昔になるのですが、歯周病のイロハを学んだ研修会で私の歯周病治療の基礎となっておりますし、当院の代診の先生たちも皆研修会に参加しております。

 

私が参加していた頃は歯周補綴の最盛期でまず歯周病治療を行なった後は残った歯を連結固定するという流れでした。その後インプラント治療が普及して欠損部にはインプラントを埋入し残存歯の咬合負担を少なくして咬合の構築を図るものとなってきました。ですから今回の記念大会でもアメリカから講師が来日されておりましたが、インプラント治療をからめたお話が大半でした。

 

船越先生のご自身の治療体系の流れの中で語られていましたが、昔は切除療法が主体でしたが、今は再生療法が主体となってます。中でも歯周組織の再生に使うエムドゲインという材料は非常に優れていてその優位性や評価は今現在でも変わらないと言われていました。

また歯周病治療で最も大事なのがメンテナンス治療で、治療がひと段落した後はその良くなった状態を維持するのが以下に大事かを力説されておりました。

今年68歳の船越先生があと20年頑張るために、今年診療室を増床し、診療台を数台増やされるそうです。私はまた55歳。私ももっとガンバらないといけません(笑)。

 

講演を聞いて、長期予後を可能にする(治療後、長い期間良い状態を維持できる)には、理想的な治療計画を立て、それを実行に移すことがいかに重要かを再認識いたしました。

私も歯周病治療をしっかり頑張ります。

乳幼児の歯磨きは注意して!

ふじた歯科  藤田です。

小さい子供さんがいる親御さんは注意してください!

 

今日(2015/09/24)の時事通信の記事です。東京都の乳幼児で、歯ブラシが原因の口の中のけがが多いので注意してほしいという記事が出ていました。

 

乳幼児でも虫歯予防、歯肉炎予防の目的で歯磨きの習慣づけをした方が良いに決まっています。しかし親御さんがしっかり見てやらないと思いもよらない行動に出る事があります。

乳幼児は歯磨きしながら歩いたりするので、その時に転ぶと歯肉とか頬とかを歯ブラシで傷つけることはよくあるようです。入院事例もあったようですね。当院の事例でも歯肉が切れるという子供もおりましたが、軽い症例で済んでいます。

いずれにしても、やはり危険なので歯磨き中は親御さんがしっかり見て、管理してもらいたいものです。

 

 

以下記事を転載します。時事通信 9月24日(木)6時2分配信 です。 

 

乳幼児、歯磨き中事故注意! =救急搬送、昨年40人―転倒口内けが、1歳児多く

 

 昨年1年間に東京都内で、歯磨き中に走り回るなどして転倒し、歯ブラシでのどや頬の内側を突いて救急搬送された5歳以下の乳幼児は前年比2人増の40人に上ったことが、東京消防庁のまとめで分かった。

  同庁や医療機関の専門家は「乳幼児は保護者がそばに付き添い、歯磨きに集中させて」と注意を促している。

  同庁によると、2014年に歯磨き中の事故で救急車で搬送された乳幼児の半数以上を1歳児が占めた。歯磨きをしながら歩いていた女児(1)が転倒してブラシが頬に刺さり、入院が必要と診断された事故などがあった。

  10〜14年の5年間では、計207人の乳幼児が搬送された。入院が必要な中等症以上と診断されたのは全体の15%で、生命の危険があると診断される事故もあった。年齢別では、1歳児(97人)と2歳児(61人)で全体の約76%を占めた。

  事故の原因別では、歯磨き中に「歩いたり、走ったりして転倒」が最も多く、次いで「人や物とぶつかる」「踏み台から転落」などが続いた。

  国立成育医療研究センターの守本倫子医長(小児耳鼻咽喉科)は「口の中は脳にとても近い場所で、大事な血管もたくさんある。歯ブラシが刺されば大きなけがに発展し、最悪の場合は死に至る危険性もある」と指摘。「乳幼児が歯磨きをするときは落ち着いた所に座らせ、そばで目を離さないという基本を守ってほしい」と話している。 

歯周病とワクチン

歯周病とワクチン(2014.11.10)

 

長崎県諫早市の歯科 ふじた歯科の 藤田です。

 

11月も半ばとなり、大分寒くなってきました。寒くなると猛威をふるうインフルエンザ。

もう、すでに小学校などでインフルエンザが流行っているらしいという話を耳にしています。

ところで、インフルエンザはインフルエンザウイルスのよる感染症と言うのは御存じだと思います。

 

私は例年11月に、インフルエンザのワクチンを打ちにいきます。(当然 医療人として、ふじた歯科のスタッフ全員がワクチンを打ち、インフルエンザに備えます。)ワクチンを打ち出して20年近くなりますが、私は開業して以来一度もインフルエンザにかかっておりません。だから私はワクチンの効果を信じております。

 

ところで虫歯も歯周病も、細菌による感染症ですから、歯科でもワクチンができないかなと思っておられる方もいるのではないでしょうか?虫歯に対してはフッ素などの歯の質を強化することにより予防ができますが、特に歯周病は予防は簡単ではないですから、歯周病のワクチンがあれば良いのにと思われる方も多いと思います。

 

しかし、そう簡単ではありません。歯周病は、プラーク(バイオフィルム)、歯石という細菌の塊が歯と歯茎の間の歯周ポケットという溝で悪さをする感染症なのです。しかも一種類の細菌でなく、数十種類の細菌が原因なのです。ですからワクチン治療は現実的ではないのです。

 

歯周病の予防は、地道にプラークコントロールをするほかにはありません。プラーク(歯垢)はバイオフィルムとも言われますが、1グラムの中に1000億個の細菌が潜んでいると言われています。

このプラークを、歯ブラシ、糸ようじ。歯間ブラシなどを工夫して取り除きましょう。できれば歯垢の染めだし液を使用にして、本当に取れているか確認をした方が良いですね。でもセルフコントロールでは本当にできてるかどうかわかりませんので、定期的に歯医者さんに行って、プロのコントロールをしてもらうこともお勧めします。私 藤田だって3カ月に1回はクリーニングしてもらっています。

 

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日本人の歯周病の認知度と実際のケア

 

長崎県 諫早市の 歯医者  ふじた歯科の院長の藤田です。

 

サンスター(株)が興味ある調査結果を発表しました。日本人は「歯周病」の認知度は非常に高いのだが、歯のケアには手間とお金はかけない。そうです。

 

この調査は、サンスター(株)が日本とアメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、スウェーデンのの6カ国の成人380名を対象にインターネットで実施したようです。歯肉炎や歯周炎など歯周病と総称される症状の認知度や日常的な歯のケアーの状況を調べたようです。これによると、日本では歯周病を55%の人が「知っている」、42%の人が「聞いたことがある気がする」と回答し、合計で97%でした。これはドイツの96%、アメリカの84%より高くすばらしいことです。

ところが、「歯のケアに時間やお金をかけたくない」割合が日本が30%で一位、2位のアメリカ、オーストラリアが22%と差が開いています。

歯ブラシや、歯磨き粉以外のデンタルリンスなどの洗浄剤を用いる割合がアメリカ、イギリス、ドイツが40%以上なのに、日本はたったの10%台だったとのことです。

 

これからすると、日本人は知識はあるのだが、それに対して対策をしない傾向にある。ケアーが他国に比べて不足しているようです。

 

ふじた歯科では、患者さんに早くから、悪くなって治療するより、悪くならないように予防やケアーをしましょうねと話しております。当院の患者さんは欧米にも負けていないと思います。

 

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歯周病と献血

歯周病と献血

 

長崎県諫早市の歯医者  ふじた歯科 院長の藤田です

今日は歯周病と献血の話です。

 

皆さんは献血に行ったことはありますか?献血は一人でできる素晴らしいボランティアです。私も今まで40回近く、ふじた歯科 としても20年以上にわたってスタッフ一同で献血に協力しています。

 

ところで、献血に行ったときに必要事項を記入する用紙があるのですが、その項目の一つに最近歯科に行きましたか?という質問があるので疑問がわいた方もいらっしゃると思います。

歯科に治療に行ったら献血が断られるのです。

どうして? 

 

これは治療の内容にもよるのですが、虫歯の詰め物だけの治療なら問題ありません。

献血できない場合というのは、出血を伴った歯科治療を行った場合です。

というのは 口の中には常在菌と言って多数の細菌がいます。その中には無害なものもいれば、歯周病菌などの有害なものもいます。

 

出血するということは、歯肉粘膜が傷ついているということです。その部位から細菌が侵入するのです。

そうすると血液の中に最近が入り菌血症となります。そうした血液が輸血されるとなると問題がありますよね。

 

こういうことを考えれば、出血を伴う治療をすると、血液に細菌が入るのは理解できますね。

ですから歯科治療の内容によって3日間は献血できないのです。

 

歯周病で歯石を取るなどといった治療は出血する場合が多いです。

歯周病が歯垢、歯石に含まれる歯周病菌が原因で起こりますが、その住処は歯周ポケットという歯と歯茎の間の溝です。歯周ポケットは面積に換算すると人の手の平ぐらいになるそうです。

てのひらに相当する広さに歯周病菌がいるのですから、歯周病の患者さんは歯茎から出血しやすく、歯磨きででも出血する人が多くなります。ですから重度の歯周病の患者さんは絶えず菌血症になっているのです。

 

そのため、歯周病菌が全身回って、全身疾患に影響を及ぼす理由なのです。

歯周病を治すと、心疾患や、血管疾患。糖尿病が改善するといった理由もここにあるのです。

 

しっかり歯周病を治して、献血という素晴らしいボランティアを行いましょう。

 

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歯科医師臨床研修指導歯科医講習会

2013.7.16

おはようございます  諫早市のふじた歯科の藤田浩一です。

 

7月14日、15日と連休にも関わらず、ましてや博多祇園山笠真っ最中に、福岡歯科大学で開催された 平成25年度歯科医師臨床研修指導歯科医講習会に参加してきました。

現在医科も歯科も国家試験に合格後、臨床研修を一定期間受ける義務があります。

歯科医師の場合、平成12年に歯科医師法が改正され1年以上の臨床研修必修化が記載され、平成18年に歯科医師臨床研修必修化されました。ですからまだまだ新しい制度なのです。

 

現在 ふじた歯科に勤務する蒲生、松永、米嶋先生たちは、研修医を長崎大学病院で終了して当院に勤務しております。

 

歯科医師臨床研修の基本理念としましては、長くなりますが以下のようになります。

『臨床研修は歯科医師が歯科医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、歯科医学及び歯科医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を見につけるものでなければならない。臨床研修については、患者中心の全人的医療を理解した上で、歯科医師としての人格をかん養し、総合的な診療能力(態度・技能・知識)を身につけ、臨床研修を生涯研修の第一歩とすることのできるものでなければならない』


難しく書いてありますが、要は、歯科医師としてまず、一般的な対処はできるようになってください。また社会人1年目は非常に大事な時期で歯科医師としての基本姿勢が決まる(その時の姿勢が一生涯影響します)ので、研修医期間は有意義に過ごしてね という意味だと思います。


研修施設は、まず大学病院が主なのですが、歯科診療所も協力型歯科医療機関として研修医の研修に協力することが出来るのです。


ただ、手を挙げれば誰でもできるわけではなく、厚生労働省が認めた資格要件を満たし、なおかつ丸2日間のハードな研修会を終了する必要があります。


今回受講した方は合計43名、ほとんどが実際に現在も指導に当たられている福岡歯科大学に勤務される先生方がほとんどで、開業医は私を含めて十数名でした。

受講生を5グループに分け、数々のワークワークショップをこなしていくのですが、正直かなり大変でした。

これほど集中して時間を過ごしたのは久しぶりのことでした。

私の属した第5グループの仲間の先生方は、非常に有能で、しかも優しい先生方で本当に貴重なすばらしい時間を共有できたと感謝しております。お世話になりました。

 

これで、歯学部を卒業し歯科医師国家試験を合格した方に向けての研修ができる医療機関となりました。


現在歯科医師という職業は、いろんなところでたたかれ、不人気業種となっております。

現実歯科医院の数はコンビニの数の2倍もあって、歯科医院の経営自体が成り立たなくなっているという一面もあります。厳しい厳しいという声が、四方八方から聞こえてきます。

 

だからと言って不要な職業ではありません。

これから歯科医師となって未来にはばたくはずの新人歯科医師に、歯科医業は『お口の健康から全身の健康へ貢献できる』すばらしい仕事だよと教えてあげれるような研修先になりたいと思っております。

 

歯科医師は「人から感謝される職業」です。そして「社会に貢献できる職業」です。

若い歯科医の先生方が胸を張って「ああ歯医者になってよかった」と思えるようにお手伝いをしたいと思っています。

 

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小児歯科と歯周病

ふじた歯科は、歯周病治療をメインにおいていて、大人の治療ばかりやっていると思われる方もいると思いますが、実は多くの子供の治療もおこなっています。つまり小児歯科治療も数多くしているのです。ふじた歯科の小児歯科治療は大きな特徴があります。

 

子供の時、将来的に永久歯をいかに長く残すことができるのかが決まります。

いかに歯医者嫌いにならなくて、歯周病予防をしっかりできる大人になるかは、子供の頃の歯医者とのかかわり方に影響を受けるからです。

 

ふじた歯科では子供の治療をするときに無理やり治療はしません。特に押さえつけて治療することはほぼありません。

 

では何故、押さえつけて子供の歯の治療をしないのか?

 

私・藤田は虫歯である乳歯の予後をよくするのではなく、将来的なその子供のことを考えています。というのは、治療に来た子供たちが、どれだけ将来いい歯を残せて、永久歯(大人の歯)になった時に困らないかを考えているのです。

 

乳歯は交換してしまう歯です。もし嫌がる子供を押さえつけたりして無理やり治療したとします。その子は当然その時の恐怖がトラウマのごとく記憶に残るでしょう。そうすると歯医者嫌いの子供が誕生します。それからずーと歯医者がきらい。できれば避けて通りたい。痛いときしか歯医者に行かないので重症化して、治療するのも大変な治療になり、また痛い思いをする。悪循環ですね。そしてますます口の環境が悪くなっていきます。

 

ですからその時、無理して嫌がる子供を治療して、交換する乳歯を無理して治すことよりも、その子が歯科医院を嫌いにならずに、喜んで歯医者に通うような子供にすることが大事だと思っているのです。そうすれば、予防に通って悪くしなければ一生きれいな健康な歯で食事をすることができます。

 

つまり、予防に通ってくれて、そのほかの歯(特にこれから生えてくる永久歯)を虫歯にしないということが最も重要だと思うのです。

 

ですから、もしその子が治療を拒否して、治療を全然やらなくても、押さえつけて治療をすることをしたくないのです。とりあえず、虫歯をなおさないけれども、今後虫歯にならないように、進行止めの薬を塗ったりして、予防を先行してやる。そうしたことで歯科医院に慣れてもらう。もし慣れて治療ができるようになったら、治療をやればよい。

 

ただ、もしその歯が強烈に痛くなったら、そのままではかわいそうですよね。そういう場合は押さえつけても治療するかもしれません。子供の立場として、痛い歯が、押さえつけられて治療したとしても、痛い歯が治療したことによって痛くなくなったら、子供にしても納得のいくことではないでしょうか? こういう場合は、押さえつけられた結果歯医者嫌いになることは、私の経験上少ないと思います。

 

一つの虫歯を治すということよりも、その子が将来的に虫歯をつくらない環境つくりをする。そこを重要視しています。子供にも安心感をあたえ、保護者にも安心感を与え、信頼してもらうということを目標にしているのです。これが当院で『押さえつけて子供の歯の治療をしない』理由です。

このように子供が歯医者嫌いにならなくて、大人になった時、歯科予防を進んで受けてくれるようになったら歯周病予防ももっとうまくいくと思っています。

 

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『歯は健康の窓口』歯の健康が全身の健康を作ります

ふじた歯科は今年の7月23日(2010年)で開業20周年を迎えました。これも日頃お世話になっている方々のおかげだと思っております。今後ますます地域の皆様に愛されるような歯科医院に、よりグレードアップしますので、これからもよろしくお願いします。

20年前に『歯は健康の窓口』をキャッチフレーズに長崎県諫早市の多良見町で開業したしました。今思えばあっという間に20年経過したしたようです。

 

メタボ対策として、歯磨きを励行し歯周病菌を少なくすることが重要だ。つまり歯周病対策をすることで、血管年齢の老化を防ぐことに関して前回書きました。


ところで、1日3回の食事。何気なく行っておりますが、生きていくうえで、食事は大きな楽しみであることは疑いもない事実だと思います。その食事を楽しく、おいしく頂きたい。そういうことをお手伝いするのも私たち歯科医師の役目です。


まず、食事は見て楽しむ。お口に入れて最初に味、食感、そして歯ごたえを楽しむ。よく咬んで小さくして飲み込む。その後食道を通過し、胃の中で溶かされ、腸に送られます。

ここで、腸の話になるのですが、腸で栄養をとりこんでいきます。その中にはやはり細菌がいて我々の健康に大きな影響を及ぼしています。

 健康を保つために、栄養を吸収する器官である腸管の細菌状態も重要です。食物繊維は腸に善玉菌を増やします。ですからなるべく多くの食物繊維をとることが重要です。しかし、歯が悪くて、噛む力が弱くなると思うようなバランスの良い食事ができなくなります。歯が残り少なくなると、穀物も野菜も摂取しにくくなり十分な食物繊維が摂れなくなります。加えてミネラルやビタミン類も不足し、栄養状態が悪くなりますね。

 

 80歳の方を対象に行った咀嚼の研究では、咀嚼能力が低い人は高い人に比べ死亡リスクが5.1倍高いという結果が出ているそうです。これは自分の歯の数が多いほど痴呆になりにくいという研究とも関連すると思います。こと死亡リスクに焦点を当てると、喫煙の有無よりも厳しい結果ですね。以前から日本歯科医師会の啓蒙運動で80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動がございます。この運動には80歳になっても歯をなるべく残して、健康でいましょうねという運動ですが、先に書いたような研究をもとにしたものです。

 

また、歯が悪いと、会話を行う機能が低下します。舌の回転がうまくいかなくなるからです。会話がうまくいかないと、それに伴い社会参加も積極的でなくなります。その上運動機能の低下も起ってきます。このように歯の健康は、口腔細菌・栄養摂取・運動機能の3点で全身の健康につながっているのです。ぜひ、歯の健康を守って、お口の健康を維持し、食べる力を強化し、ひいては体の健康を守っていきましょう。

   歯は健康の窓口です。

 

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メタボの対策は「歯の健康」から始めましょう

歯みがきで血管の老化を防ぐ


私藤田は最近ジムに通っております。それは運動不足解消のためと、メタボ対策でもあります。
実は最近血圧が高く、いよいよ成人病対策が必要となってきたのです。

メタボとは最近よく聞く言葉と思います。正式にはメタボリックシンドロームと言います。
メタボリックシンドロームは肥満から始まり、放置しておくと高血圧、高血糖など、ドミノ倒しのようにさまざまな病気を引き起こす可能性があります。それが改善しないと、最終的には失明や心不全、脳卒中にも繋がる恐れがあるそうです。

ここで今、メタボ対策実行中の私が言うのも説得力に欠けますが、ことお口との関係につきましては専門家ですので少し続きを読んでください。厚生労働省が実施した「口腔と全身の健康」という研究がございます。立派な先生方が各方面と協力して行っておられる、すばらしい研究です。その研究によりますと、『口や歯の病気』は肥満など様々な生活習慣病に関係する危険因子であり、お口の健康は密接な関係があることがわかりました。

私は長崎県諫早市の多良見町というところで開業して20年が経過しましたが、開業以来『歯は健康の窓口』をキャッチフレーズにして、歯の健康から全身の健康づくりを推進するという運動を提唱してきました。こういう運動が前述した立派な研究からも裏付けされたことになります。

 ところで、人間の血管の長さはどれくらいか、ご存知ですか?
実は、動脈、静脈、末梢血管の全てをつなぎ合わせると、長さは10万キロメートルになり、地球を二周り半もする長さだそうです。ですから血管は全部集めると肝臓に匹敵する人体最大の臓器と言われています。

血管年齢を若々しく保つことが全身の健康にも繋がると考えられます。ではどうしたら血管年齢を若く保つことができるのでしょうか?
私たちの領域で言えることは次の一言に尽きます。つまり、血管年齢を若々しく保つ秘訣は歯を磨くことなのです。

お口の中には多くの細菌が常在菌としていることはご存じのことと思います。実はそのお口中の菌が歯周組織を通じて血管に入っていくのです。歯の表面の汚れである歯垢(プラーク)には1g中に1千億個の細菌がいると言われています。その細菌が血管内に侵入し、血管壁を攻め立てているのです。ですからその細菌の数、量を少なくすることがポイントとなってくるのです。ですから歯をきちんと磨く人と磨かない人で血管年齢が変わってくるともいえるのです。

 特に歯周病の原因である歯周病菌は内毒素という恐ろしい毒を細菌表面に持った菌です。この菌は歯周組織の血管を悪くするだけにとどまらず、動脈を通じて心臓や肝臓に到達し、
心疾患や肝疾患を発生させ、臓器を悪くすることは世界中の各国から報告が寄せられています。


 ですから歯周病を罹患されている方は、歯周病治療を受けることが最も重要です。歯科医による治療と定期的な歯のクリーニングで血管年齢が若返ったという報告もありますからね。

メタボ対策の一つに歯周病予防があることを忘れないでください。

 

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歯周病と糖尿病の関係

歯周病と糖尿病に関係について

 

 現在、日本人の20人に1人が糖尿病だそうです。2020年には、10人に1人が糖尿病になるという予想もあります。実に、成人の7人のうち1人が糖尿病という予想です。食べ物が豊富になり、糖尿病と肥満が爆発的に増えたわけですね。肥満と糖尿病は密接な関係があるます。糖尿病になると、体がだるいだけでなく、他に網膜症や腎臓病など全身性の疾患に悩まされることになります。

 

 血液中のブドウ糖の量すなわち血糖値は、膵臓で作られるインシュリンというホルモンによって調節されています。糖尿病は、膵臓で作られるインシュリン分泌がなくなって血糖値が上昇して発症するI型糖尿病と、インシュリン分泌がなくなった上にインシュリンを注射してもよくならない、インスリン非依存性糖尿病と言われるU型糖尿病に分けられます。糖尿病の95%以上がU型糖尿病だそうです。

 

 糖尿病になると体中の微生物と戦う機能が極度に弱くなってしまいます。歯周病は歯周病菌による感染症なのはご存じのことと思います。糖尿病になると、歯周病の原因である病原菌に対しても戦えず、一方的に歯周ポケットの細菌の増殖を許すわけです。そのため歯周病はどんどん悪くなって、糖尿病性歯周病という状態になってしまいます。

 

ですから、糖尿病になった人ほど口の中の細菌の増殖を許さないように、口腔清掃を徹底し、定期的な口腔診査を受け、治療をしなければなりません。

 

最近の研究で、歯周病があると糖尿病を悪化させることがわかってきました。そしてまた、歯周病をきちんと治療することによって糖尿病が改善されるという報告が米国や日本の研究よって証明されてきています。

 

 以前も書いたことがありますが、肥満も歯周病に関係しているようです。肥満という慢性的な脂肪細胞による刺激は糖尿病を悪化させ、歯周病も悪化させるそうです。

 

 肥満は、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化、虚血性疾患など、さまざまな全身疾患と関連することがわかっています。私たちの体にある脂肪細胞は、単にエネルギーの貯蔵という働きだけでなく、食欲をコントロールするレプチンという物質をつくる働きもしています。肥満→糖尿病→歯周病という流れがありますが、歯周病の治療もまた逆方向へ働くことがあります。すなわち、歯周病改善⇒糖尿病改善という流れです。

 

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歯周病の方へ、歯周病の治療をきちんとすることにより、血液中の糖の量が減り、糖尿病が改善されることあります。しっかり歯周病治療しましょうね。

唾液とストレスの関係について、歯周病予防

唾液とストレスの関係について

 

日経ウーマンオンラインにて6月18日に掲載された記事です。

唾液とストレス発散というと何も関係ないように思えますが、実は大きな関係がありそうです。私はストレスがたまると良く食べるほうです。食べることによってストレスを発散させる(だから太るのです。)のですが、食べると唾液がたくさん出ますね。なるほどという記事内容です。以下転載します。

  

唾液分泌がストレス発散につながる

泣いた後に気分がさっぱりするのと同様に、食べて唾液が分泌されるのもストレス発散につながります。

 

「咀嚼」は精神衛生上でとても大切

 皆さんの中にも、悲しくて思いっきり涙を流した後に、爽快なさっぱりした気分を感じたご経験のある方は多いでしょう。これは、副腎で作られたコルチゾールというストレスホルモンが涙の中に放出され、悲しみのストレスを弱めるのが一つの理由です。

 

 お口の唾液にも同様の物質が含まれ、ストレス発散に効果を発揮します。唾液分泌を促進させるものとして、会話や食事が挙げられますが、ストレス発散法として、「おしゃべり」や「食べること(時には、ヤケ食い!)」が常に上位に来るのにも納得ができます。しっかりと咀嚼して食べると空腹感が満たされやすくなりますし、脳の中の満腹中枢が刺激されていくのは心地よいものです。食欲を満たす食事というのは栄養面だけでなく、精神衛生上でもとても大切な行為なのです。

 

 さて、咀嚼は単に食べ物をかみ砕いて唾液分泌を促進させるだけでなく、脳の血流を増加させて活性化させる効果もあります。これは、高齢者の認知症予防でも注目されており、たとえ入れ歯(義歯)であってもしっかりした咀嚼を習慣付けると、認知症になりにくいことが報告されています。認知症のリハビリで行う細かな手作業よりも、顎でかむ動作をする咀嚼のほうが、効果が大きいというデータもあります。

 

 若い読者世代の皆さんには「まだ先の話」と思われるでしょうが、若いうちから十分に味や風味を味わう咀嚼を心掛けておくことが大切です。20代―30代の時の食生活の影響が、中高年になったときに高血圧や糖尿病といった生活習慣病へと導きますから、頭の老化を防ぐ意味でも今のうちからよくかむ食事の習慣を持ちましょう。

 

歯を失う=脳への刺激が弱まる

 では、咀嚼と脳の密接な関係で身近な例を挙げましょう。例えば、貝のアサリを食べていて小さな砂利があれば、お口は敏感に反応し、歯が欠けないようにかみ合わせの力を瞬時に弱く調整します。これは、お口の情報が神経を通じて脳に伝わり、瞬時に咀嚼の動き・力加減をフィードバックして調節する、絶妙な神経ネットワークの効果です。当然、歯の数が多いほどネットワークは多くて複雑になり、脳も活発に刺激します。

 

 ですから、歯を失うことは、脳への刺激が弱まることを意味します。現に、歯の数の減少と認知症の進行の関連性の報告もあります。歯を失う最大の原因は歯周病であり、虫歯と合わせると過半数を超えますが、その予防には何より「歯磨き(口腔ケア)」ですよね。

 

 仕事で忙しい皆さんも、合間のちょっとした息抜きにガムをかんでみて下さい。ミントの清涼感だけでなく、咀嚼の顎の動きによって唾液分泌が促進され、リラックスした気持で気分転換できると思います。しかも、疲れたアタマもほぐれて活性化されますから、何か新しいアイデアがひらめくかもしれませんね。

 

―――以上、転載終わり―――

 

咬むこと、食事をすることは人間にとって最も基本的で尊厳のある行為です。咬むことによって脳への刺激を行う。また咬むことにより脳の血流を促します。

自分の歯が残っていれば、簡単に咬むことはできますが、歯がないと咬めません。

歯をなくす原因になる歯周病になんとか対抗しましょう。

 

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携帯電動歯ブラシ 「ポケットドルツ」が大ヒット

 携帯電動歯ブラシ 「ポケットドルツ」が大ヒット

家庭では電動歯ブラシを使用する人が増えています(私、藤田も当然使っています)が、携帯用の電動歯ブラシの売れ行きがすごいそうです。何しろ、販売店でも売り切れ続出。長崎県や諫早市でもショップに見当たりません。買いたくっても買えないのですから、たいしたものですね。

株式会社『パナソニック』が3月に発売した携帯用の電動歯ブラシ「ポケットドルツ」が、発売以来まだ2ヶ月くらいしか経っていないのに、約30万台を販売。これは年間目標の数字だったようです。1年分を2カ月で売った。パナソニックは笑いが止まらないでしょう。

歯周病予防には、日ごろの口腔ケアーが極めて重要です。いつでも思い立ったときに効率的に歯磨きできることはすばらしいことです。皆さんも使用を考えられてはいかがでしょう?

 

以下、今日の長崎新聞にも記事が載ってましたので、それをまとめますね。

職場や外出先で、昼食後に歯を磨く習慣が定着していることに注目して開発された。化粧品のようなおしゃれな外観で、重さは約45グラム。従来の3分の1です。バックなどに入れて持ち運びやすい点、軽い点などが、若い女性に受けているようです。


パナソニックの調査では、20歳代の約7割が外出先で歯を磨くと答えたそうです。これは多いのか少ないのか、専門家としては考えさせられます。もう少し高くてもいいと思います。


一方、20〜40代の女性のうち電動歯ブラシを外出先で使用する人は、1.2パーセントだそうです。「かさばる」、「音が気になる」、「重い」などが原因でしょうね。

ターゲットは残りの98パーセントの女性だということになります。いいところに着目しましたね。

「ポケットドルツ」は、長さが16センチ。化粧ポーチに入ります。なおかつ音も小さくして使いやすくしています。また、色が、赤、オレンジ、黒、シルバーなど5色で、色を選ぶ楽しみもあります。


 店頭価格は4000円、私も買ってみようかな?

 

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加齢に伴う歯周炎の進行、過剰な免疫反応が原因か

 

加齢に伴う歯周炎の進行、過剰な免疫反応が原因か

   

少し古い記事(223日)なのですが、長崎大学の歯周病学講座、原教授の研究結果ですので取り上げさせていただきます。

『年をとるに従って歯周病が進行する』とは良く聞く言葉です。患者さんの中にも、「もう年が年だから歯槽膿漏になっても仕方んなかね。」という方もおられます。

歯周病と糖尿病の関係でも、慢性炎症による刺激に対する反応が症状を悪化させることがわかってきていますので、病態のメカニズムがだんだん解明されているようです。

以下、内容を転載します。

 

「加齢に伴う歯周炎の進行の原因」について、過剰な免疫反応が関係する可能性を示した研究結果を、花王が223日に発表した。

 

発表されたのは、花王と長崎大大学院医歯薬学総合研究科の原宜興教授の共同研究の結果です。

 

2164歳の健康な女性115人を対象に、歯周ポケットの深さやプラーク(歯垢)量などの口腔内診査、唾液中の歯周病関連細菌の量、血液中の歯周病関連細菌の毒素に対する抗体量の調査を実施した。

その結果、加齢とともに歯周炎が進行している人の割合が増える傾向が認められたほか、

1、歯周炎が進行している人ほど、抗体およびプラークが多い

2、歯周病関連細菌に対する抗体が多い人ほど、歯周炎が進行している

3、歯周病関連細菌の量よりも、その菌に対する抗体量の方が歯周炎の進行の程度との関連が強く認められる

以上のことが分かり、加齢による歯周炎の進行への免疫反応の影響が示唆された。

 

研究ではまた、細菌の毒素と毒素に対する抗体による免疫反応により、実験的に歯周炎を発生させる「歯周炎モデル」を作ることに成功した。

 

これらの結果から、長い年月をかけて歯周病関連細菌に対する抗体量が増えることで、抗原を排除しようとする過剰な免疫反応が起こりやすくなり、これによって歯周炎の罹患率が増加する可能性が考えられるということです。

株式会社花王と原教授は、「歯周炎予防には、歯周炎が進行する歯周ポケットの深い部位における抗原の原因となる細菌の除去に加え、抗原と抗体に起因する過剰な免疫反応を抑えることが重要」との考察を示している。

 

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歯周病予防、歯ブラシをいつも清潔に

歯周病予防、歯ブラシはいつも清潔に(除菌・乾燥が重要です)

 

「毎日使う歯ブラシって、清潔なの? もしかして雑菌だらけ?」と心配されている方へ!!

皆さんは毎日使う歯ブラシの管理どうしていますか?何も気をつけてない?使用後の歯ブラシをきれいに保つ、据え付け型歯ブラシ除菌・乾燥スタンドが売れているそうです。

大手家電量販店のネットショップでは、「歯ブラシ除菌・乾燥スタンド」が人気だそうです。商品説明によれば、使用後の歯ブラシの細菌対策として、特殊紫外線除菌ランプで除菌して、歯ブラシへの菌の付着を防ぐ製品だそうです。

こういう話題を聞くと、「私の家には無いわよ。大丈夫かしら?」って心配になりますよね。でも心配いりません。こういう商品を買っている人って、逆に「神経質な人」かもしれません。

 

こういう場合はAmazonを調べてみましょう。Amazonの「このページを表示した人はこちらに興味をお持ちの可能性があります」っていうような機能を利用すると、世の中の平均がわかって便利です。

 

Amazonで「"歯ブラシ 除菌 乾燥"」で検索してみると、この「歯ブラシ除菌・乾燥スタンド」を検索したり、買っている人は、「出産祝いにおすすめリスト」とか、「お年寄りの日常や介護に便利なグッズ」というキーワードで商品を探して当てている人が多いようです。少し安心ですね。

ちなみに、類似商品の「esenciaアドバンス・シリーズ 歯ブラシ除菌器」の商品説明を見ますと、 毎日使っている歯ブラシ。もしその歯ブラシ自体に雑菌がいるとしたら…? そんな不安を解消してくれるのが、この「歯ブラシ除菌器」だ。そうです。

発売元にの説明によると、一般的に歯ブラシ1個には数百万から数十億の細菌が存在しているそうです。それを99.99%除菌してくれ、なおかつ口腔疾患や感染症の予防に役立つという、お役立ち商品なんですね。例えば口内炎に悩まされている人などには、特に嬉しいですね。

 

実は、除菌を行うのは特殊な紫外線ランプ。それに加え、ファンによる乾燥が雑菌の繁殖しにくい状態にします。それを自動的に反復して繰り返すことで、歯ブラシはいつでも清潔・快適な状態に保たれる。一家に一台、洗面台の前に置いておきたいアイテムだ。

上手な説明です。商品説明って、つい買いたくなるように出来ていますね。

あまり神経質になる必要はないと思いますが、一台あったらいいなと私も思います。

長崎県 歯周病の罹患率

歯周病の罹患率には地域差があるのか?

長崎県諫早市のふじた歯科が監修する歯周病相談室です。
先日コラムでも書きましたが、長崎県の歯周病罹患率は他県に対して高いようです。
ここで歯周病の罹患率に地域差があるのかを考えてみましょう。


歯周病と高血圧などの全身疾患の密接な関係には、実は地域性もあるようです。
最近の研究で、歯周病が糖尿病や高血圧などの全身疾患にも関与していることがわかってきています。実は歯周病が口腔内だけの問題ではなく、様々な全身の病気を誘発する原因となることが確認されているのです。ところが、その歯周病の罹患状況には、実は地域によってもバラツキがあることがわかってきました。

 
気候や風土などの自然的な地域差だけでなく、医療機関の偏在や所得格差などの社会的地域格差がある以上、糖尿病や高血圧などの全身疾患はもちろん、歯周病や虫歯にも地域差があって当然とは思います。

実は、歯周病と地域差の関係についての研究は、それほど多くはありません。ネット上で「歯周病 地域差」などのキーワードで検索してみてもあまり情報がありません。ですが、平成19年3月に発表された、財団法人8020推進財団の全国成人歯科保健調査報告書の中に、「歯周病と地域差」に関する研究成果が発表されていました。
(http://www.8020zaidan.or.jp/pdf/jigyo/zenkoku_seijin.pdf)

この研究は、「国内における成人歯科保健の実態把握が十分とはいえない」という状況を踏まえ、既存の歯科保健事業の場を利用して行われた全国的な実態調査であります。調査地域は、神奈川・新潟・愛知・長崎の4県の対象市町村を無作為抽出して行われました。

歯周病の調査には、CPI法という方法を用います。
<CPI法とは、地域歯周疾患指数(Community Periodontal Index)と呼ばれる集団検診の方法で、地域の歯周疾患の状態を示す指標です。(厚生労働省・e-ヘルスネットより、http://www.e-healthnet.mhlw. go.jp/) >


コードの数字が上がるごとに歯周病の重篤度があがります。つまり重度の歯周病ということです。
驚くことに、同研究によれば右図のように、県別のCPIの分布を比較すると、各県で著しい差を示したと述べています。 ここでそのグラフを見てください。
CPI県別コード.gif

愛知県と我が長崎県では、神奈川県と新潟県に比べてコード3以上の割合がよりも高く、コード0の割合が低く、また両県の間でもコード1・3の割合が大きく異なっていた、と述べています。


このように、地域差とは無縁のように思える歯周病にも、大きな地域差があるようです。
(財団法人8020推進財団・全国成人歯科保健調査報告書[平成19年3月]より引用)

長崎県は特にコード3が高いので、なんとか歯周病レベルが低くなるように、われわれ医療者側も、また県民の皆さまも何らかの意識付けをして努力したほうが良いと思います。

 

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県 歯・口腔(こうくう)の健康づくり推進条例

今日(2010.6.4)は「虫歯予防デー」です。今日は長崎県の歯科界にとって特別な日となりました。
というのは、本日付けで『長崎県 歯・口腔(こうくう)の健康づくり推進条例』が施行されたのです。

開院以来、当院 ふじた歯科のキャッチフレーズは『歯は健康の窓口』ですが、文字のごとく、健康を維持するためには、良く噛んでおいしく食事することが大事です。

そのため、今回の条例では、長崎県の責務や市、町、教育関係者、保健医療関係者などの役割を明確化し、健康づくりの推進や、その計画策定し、基本的な施策などを規定しようというものです。

TVで今話題の県民Showではないですが、長崎県民は他県に比べ、歯や口の状態があまりよくありません。3歳児の虫歯有病率は全国44位(全国平均の1.5倍)、歯周病に関しては40台で95パーセントの有病率です。

なんとかしなくてはいけませんね。この条例制定を機に、長崎県の口腔内の状況を良くしようという機運が上がっていけば良いと思います。

ちなみに、歯の衛生週間(4〜10日)に合わせ、長崎県内各地で地区歯科医師会主催で記念イベントを行います。

諫早歯科医師会では6月6日(日曜日)に諫早市市民センターとアエル中央商店街にて開催します。

なお。時間が午前10時から午後1時30分までとなります。

よろしければ、ご参加ください。

 なお、同じ内容を院長ブログにもアップしております。

 

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スーパーぺリオド水 研修会

スーパーぺリオド水の研修会(2010/4/20)

先日 ミーティングの時間を利用して、株式会社テルテック九州営業所の河野所長に来ていただき、『ステリHCLO電解次亜水』セミナーを行っていただきました。


昨年の秋にTV放映され大ブームを起こしたパーフェクトぺリオ水というものがありました。その水と同様かそれ以上の機能を持つステリHCLO電解次亜水(以下この水をスーパーぺリオド水と呼びます)について説明していただき、今後の当院の診療に有効活用しようということです。

スーパーぺリオド水には、自己免疫由来の殺菌成分があり、生体親和性が極めて高く、また殺菌効果がさまざまな分野で証明されてきています。


私たちの歯科領域では、うがい用、歯周ポケット内洗浄に最適で、治療用器具や機器の洗浄・消毒に幅広く使用が可能です。歯周病や、虫歯の原因であるバイオフィルムの溶解洗浄と同時に殺菌するというすばらしい機能を持っているからです。

人にも環境にも優しいスーパーぺリオド水は活用次第では、全身疾患につながる口腔内細菌の維持管理につながると大いに期待されているようです。

当院でも、しっかり活用しようと思います。期待してください。

骨髄液から歯ぐきを再生

長崎 諫早 歯周病 相談室の 藤田です。( 2010-03-18)

 

今日のニュースで歯周病の再生療法で今後期待の持てるニュースがありましたので紹介いたします。

骨髄液から再生できる細胞を取り出し、培養して歯周疾患の患部に移植した結果、再生が確認されたとのこと。

これを臨床に応用することで、歯周病で悩まれている患者さんの歯や、歯ぐきを救うことができそうです。

早く実用化してほしいですね。

以下、転用です。

<歯周病>骨髄液から歯ぐきを再生し治療 広島大で成功
3月18日2時32分配信 毎日新聞

 

 歯ぐきが細菌によって溶ける歯周病について、患者の骨髄液から骨や筋肉のもとになる幹細胞を採取して培養後に患部へ移植し、歯ぐきを再生させることに広島大の研究グループが成功した。患者対象の臨床研究で、移植をした患部は4〜8ミリほど歯ぐきが回復した。細胞培養技術の向上などで再生効果を高め、3年以内に厚生労働省へ先進医療を申請、実用化を目指す。

 

 広大の栗原英見教授(歯周病学)と広大発祥のベンチャー「ツーセル」(広島市、辻紘一郎社長)の臨床研究で、18日から広島市である日本再生医療学会で成果を発表する。

 

 30〜65歳の歯周病患者の男女11人から骨髄液を採取。この中に含まれる間葉系幹細胞を培養・増殖させ、医療用コラーゲンと混ぜて歯周病患部へ注入した。11人のうち、転居などで経過を追跡できなかった3人を除く8人中6人で、歯ぐきの回復や、歯周病で生じた歯と歯ぐきの間のすき間が小さくなった。移植した幹細胞が歯周組織となったり、もともとあった細胞の増殖を促す物質を出して自力での組織再生を後押ししたとみられる。

 

 歯周病患者は国内に約3700万人いるとされる。今回の臨床研究は軽症者を対象としたが、今後、中・重症者でも効果が出るよう、採取した細胞からある程度組織を作成したうえで移植するなどの方法で臨床研究を重ねる。栗原教授は「さらに効果を高め、多くの人に使える治療法を確立させたい」と話している。【野田武】

 

 

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亜鉛入りの入れ歯安定剤(ポリグリップEX)の生産中止について

亜鉛入りの入れ歯安定剤(ポリグリップEX)の生産中止について

長崎県諫早市のふじた歯科  藤田です。

 

2010219日付でグラクソ・スミスクライン株式会社より通知が来ました。

http://polident.jp/GSK_advice.pdf#search

 

要約すると、グラクソ・スミスクライン社は亜鉛を含む製品の健康被害への懸念のため、入れ歯接着剤ポリグリップの3製品の製造販売を中止すると発表した。亜鉛を含んだ入れ歯安定剤を長期間にわたり過剰に摂取すると、神経症状を引き起こす可能性があるとして、3製品の使用について注意喚起を行ったようです。

 

3製品は米国の約350万世帯で使用されている。過度の使用により亜鉛による神経・血管障害をきたしたとの訴えがなされたためである。

 アメリカでは4900万人が入れ歯を使用しており、成人人口の22%にあたり、そのうち29%が接着剤を使っています。

 

日本でも義歯安定剤はかなり使用されている事実があります。 

 

亜鉛は必須栄養素であるが、継続的に過剰摂取すると、手足の無感覚、ヒリヒリ感や脱力感、歩行困難、貧血等の神経症状を引き起こす恐れがあるという。同社は「新ポリグリップEX」について、製品ラベルの指示に従って使用し、過剰な量の安定剤を使用したり11回を超えて使用したりしないよう呼びかけている。

 

説明通りに使用すれば問題ないのですが、使用法を間違った場合に健康被害があるおそれがあるようです。

  

入れ歯安定剤は使用しなければそれが一番いいのですが、落ちやすいとか痛いとかの理由で使用する方が多いようです。できれば歯科医院で義歯をの調整を徹底的にして、どうしてもだめな場合に使用するようにしたらよいのですが、安易に安定剤に頼る傾向にあるようです。

 

 

亜鉛が含まれてない義歯安定剤もありますので、そちらを使用すればよいでしょう。

 

歯科金属と中国製技工物について考える

「報道特集NEXT」で放映されたベリリウム入り合金と健康への影響を知りたい人へ 

 

2月6日と2月13日に放映されたTBSテレビ「報道特集NEXT」では、有害金属ベリリウムが混入していた『中国製歯科技物』について報道した。

 

報道によると中国から輸入した入れ歯や指し歯などの歯科技工物に有害金属ベリリウムが混入していたとのこと。

 その背景には経営難による経費削減を強いられた歯科医院が安いとこで評判の中国に歯科技工を発注したが指示とは違った金属が使用され、金属アレルギーの原因になったり、発がん性もあるといわれるベリリウムが混入していた事例があったとのこと。またその輸入を放任していることへも警鐘を鳴らしている。

 

 

  

ここで一般的には中国へ歯科技工を依頼することはあまりありません。ただ近年の歯科医業の構造不況の影響で経営の厳しい歯科医院が、少しでも経費を浮かすために技工料が格段に安い(日本の5分の1の値段)中国へ依頼することがあったようです。ただし稀なケースと思われます

 

 

私の知り合いで中国に技工を出している人は誰もいません。どうしても気になる時は主治医の先生に尋ねてみたほうが良いと思います。 

ここでベリリウムが有害とありますが、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみましょう。

 

 ベリリウム(Beryllium)は金属元素の1つで、元素記号はBe 。原子番号は4であり、原子量は約 9.012 である。常温、常圧で安定した結晶は六方最密充填構造(HCP)を持つ。比重は 1.85、融点は 1300 ℃ほどで、沸点は 2970 ℃である。銀白色の金属で、空気中では表面に酸化被膜が生成され安定に存在できる。モース硬度は 6 から 7 を示し、硬く、常温では脆いが、高温になると展性、延性が増す。酸にもアルカリにも溶ける。 

 

 

口の中は酸性にもアルカリ性にも変化します。そうすると口腔内でかすかに溶けだしていることも考えられます。ここでやはり『ウィキペディア(Wikipedia)』で体への影響を調べてみましょう。

 

  

ベリリウムの人体への影響

 

 極めて毒性の高い物質で、人体に入るとベリリウム肺症として知られる深刻な慢性肺疾患を引き起こす。ベリリウムおよびベリリウム化合物は、WHO の下部機関 IARC より発癌性がある(Type1)と勧告されている。

本当に怖いですね。気にしだすとキリが無いです。経営的な問題で安い海外技工に頼れば信頼性がなく安心安全がえられないという事例です。

 

 

 

 

ただ、一般的な歯科医院、歯科技工所は厳しいながら精一杯自助努力して歯科医療に携わっています。日本の技工所で日本の認めた歯科用金属を使用しているところがほとんだということをご理解ください。実際に、口に入れるものですのですから、信頼のおける医院でしっかりと診てもらえば、大丈夫と思います。

ふじた歯科 院長  藤田浩一

 

歯磨きでインフルエンザ予防

 歯磨きを励行することによって、インフルエンザの予防になるというニュースが出ました。

 歯磨きにうがいはつきものですから当たり前にようにも思えますが、この記事をきっかけに

洗面台を増やす学校が増えれば、虫歯も歯肉炎も減少し、インフルエンザなどの抵抗も強まるという

一石二鳥の効果が狙えそうです。

 

以下、共同通信社からの転載です。

 

歯磨き効果?インフル減少 洗面台増設の小学校で
2010年2月8日   提供:共同通信社

 

 東京都杉並区が児童に歯磨きの習慣を付けるため、昨年夏に区立小2校で洗面台を増設したところ、この2校の2学期中の新型インフルエンザによる学級閉鎖率が平均45%と、ほかの区立小41校の平均79・6%に比べ大幅に小さかったことが6日、分かった。

 歯磨きで口の中を清潔に保つとインフルエンザの予防になるとする指摘があるが、区は当初は念頭に置いておらず、思いがけず効果が"実証"された格好。これを受けて区は2010年度にさらに区立小5校で洗面台を増設する。

 杉並区教育委員会によると、同区の歯科医師会から「小学校で歯磨きができる環境を整備してほしい」との要望があり、夏休み期間中にモデル校として2校で計49個の蛇口が付いた洗面台を増設。2学期開始の9月から洗面台に近い教室の児童らに給食後、歯磨きをさせていたという。

 区教委は「科学的な因果関係は証明できないが、歯磨きをすれば、うがいや手洗いも並行してやることになる。児童の予防意識の向上にもつながったのではないか」と分析している。

 学級閉鎖率は、全学級数のうち学級閉鎖になったクラスの延べ数の割合。同区では1クラスの欠席児童が1割を超えた場合、校長などが学級閉鎖を検討する。

 

歯周病とメタボ

歯周病とメタボリックシンドロームの関係が明らかになりました。
最近、歯周病と全身疾患の関係がとりだたされていますが、また歯周病とメタボリックシンドロームに関する研究結果が発表されました。

 

以下、日経プレスリリースからの情報です。ライオン、歯周ポケットがあるとメタボリックシンドロームの発症リスクは高くなることを発見


要約しますと、
歯周ポケットとメタボリック症候群の関連です。歯周病を発症すると歯と歯ぐきの間の溝が深くなります。この溝のことを歯周ポケットといいますが、歯周ポケット保有者は、メタボリックシンドローム指標が陽性になるリスクが高いことが明らかになり、特に高血圧、脂質異常になるリスクが高いことがわかったそうです。

言うまでもなく、歯周病は歯周病細菌を原因とする口腔内疾患です。全身疾患との関連性も指摘されており、特に「歯周病」と「糖尿病」は、互いの症状に影響を与えるリスクファクターであるとされています。

少しでも、全身疾患(高血圧、心疾患、糖尿病、メタボ)から身を守るため歯周病をなくすことは非常に重要だと思います。『歯は健康の窓口』ですね。

歯みがきとガンのリスクについて

今日(H21年9月28日)の新聞に興味ある記事がありました。
歯みがきの回数とガンのリスクについての記事です。口腔清掃をすればするほどガンに罹患するリスクが少なくなるという研究結果です。
私が開業当初から言ってきた『歯は健康の窓口』ともつながりますね。

歯の健康から全身の健康を作る。歯の健康のためには、お口の清掃が最も重要です。
お口の清掃が、全身の健康を守ることになります。
以下、2009/09/27 15:45 共同ニュースより引用します。

歯磨きでがんリスク3割減 1日2回以上が効果的
 1日2回以上歯を磨く人が口の中や食道のがんになる危険性は、1回の人より3割低いとの研究結果を、愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がまとめた。全く磨かない人の危険性は、1回の人の1・8倍だった。

 約3800人を対象とした疫学調査の結果で、歯磨き習慣と発がんの関連を示す報告は国内初という。横浜市で10月1日から開催される日本癌学会で発表する。

 同研究所疫学予防部の松尾恵太郎室長は「口やのどには発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌がいる。歯磨きで細菌や発がん物質が洗い流されるので、少なくとも朝と夜に磨けば、がん予防に役立つ」と話している。

 同センターを受診した人の中から、口の中やのどなどの頭頸部がんと食道がんの患者計961人と、がんでない2883人に、歯磨きや喫煙、飲酒などの習慣を聞いた。年齢は20〜79歳で平均は61歳。

 解析した結果、2回以上磨く人は1回の人に比べ、がんになる危険性が約29%低く、全く磨かない人の危険性は2回以上磨く人の2・5倍だった。喫煙や飲酒をする人だけの解析でも同様の結果で、歯磨き習慣がないことが、ほかの危険因子と関係なく、独立したがんの危険因子であることを強く示すものだという。

歯周病と糖尿病

昨日土曜日の昼から、スタディグループの講演会に行ってきました。
広島大学の西村教授に、『歯周病と糖尿病』という題目で講演していただきました。

新しい見解や、情報、データなども見せていただき、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。いい講演でした。以下、内容を記します。

現在わが国の糖尿病は増加の一途をたどっています、以前から糖尿病とhttp://www.sisyuubyou.jp/">歯周病の関係が指摘されていましたが、最近の研究により、そのメカニズムも解析されてきています。

糖尿病は1型もU型も、歯周病が進行しやすいことが知られていました。そのため糖尿病の6番目の合併症が歯周病といわれています。

ところで歯周病は、細菌感染症なのですが、歯周病が中等度に進行した患者の場合、歯周ポケット内のバイオフィルムとの接触野が手のひら大の面積(75cu)で接触しているそうです。そのため始終、生体(その患者さん)にとっては軽い慢性炎症を起こしているのです。

この軽微な慢性炎症が、インシュリン抵抗性(インシュリンが出ていても効きにくい、そのためより多量にインシュリンを出すことになる)を引き起こし、血糖コントロールが悪化するのです。つまり、糖尿病が悪化します。
この軽微な慢性炎症(歯周病)を治すと、糖尿病もよくなるというメカニズムです。

この軽微な慢性刺激というのが曲者でして、実は肥満がそれに当たります。
肥満になると脂肪細胞が増えますね。その成熟脂肪細胞からアディポサイトカインというのが出まして、それが多くは炎症性の慢性刺激になるのです。
そのため、肥満がひどくなると、糖尿病も悪化します。

西村先生によると、太ることは、『生体における最大の慢性疾患である』と断言されたのです。つまり、太ることにより、全ての炎症は増悪するのです。

肥満や高血糖が、炎症を悪化、増悪させ、酸化ストレスが過剰になると、動脈硬化や心筋梗塞を起こしやすくなるのです。

まとめると、歯周病の治療を行うことにより、糖尿病の改善に寄与することになり、
ひいては、動脈硬化や心筋梗塞の発症を減らせるということになります。
そして、肥満が諸悪の根源で、病状を悪化させる因子なのです。
メタボ対策をしっかりしないといけませんね。

結構、内容にショックだった先生方が多かったらしく、懇親会の中華では、皆さん、いつもより、箸が進んでいなかったみたいです。
え?はいそうです。私もいつもより控えめに食べましたよ。(笑)

メタボ対策、しっかりしましょうね。

       ふじた歯科   藤田浩一

 

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