歯周病菌 除菌治療は保険外治療です

歯周病菌除菌療法は保険外治療

長崎 諫早市 ふじた歯科  藤田です

歯周病菌 除菌治療は保険治療ではありません。全額自費治療になります。

これは 厚生労働省からはっきり見解が出ています。歯周病の除菌のためジスロマック、ハリゾン、ファンギゾンを使用したら歯周病治療に関する算定はできないこととなっています。

ですから、保険の歯周治療と同時に進行するとルール違反となり、ペナルティが発生することとなります。

ただし、歯周病治療以外の治療、例えば虫歯治療や抜歯の治療などは保険でできますので、ご安心ください。

保険治療での歯周病治療は次のような治療の流れとなります

1、歯周検査

2、歯肉縁上歯石除去(1回から2回かかります)

3、歯周検査 (2の効果を見るため)

4、歯肉縁下歯石除去(4回から6回かかります)見えない部位を治療します

5、歯周再検査 (4の効果を見るため)

6、歯周外科処置(4でも取り除けない深い部位にある歯石を除去するため)

7、歯周再検査

8、歯周病メンテナンス(安定期治療)

この流れは、厚生労働省が指定しているいわゆる歯周病ガイドラインに沿った治療の流れです。日本国内で歯周病治療は、ほとんど、99%このガイドラインに沿って治療しています。

この流れから外れると、保険がきかない治療になります。

歯原性菌血症を治すために、歯周病の除菌治療する場合、上記の流れに乗っていませんので保険治療外になります。除菌治療は、菌血症を起こさないように、まず除菌をして菌のいない状態で歯周病の治療を行うことになります。

歯周病の検査時は、ポケット探針という器具を使用するのですが、全部の歯の歯周ポケットを同じ器具で測定します。ですから検査をすることで、悪玉歯周菌がいるポケットから他のいないポケットに菌が移るかもしれないのです。

 また、歯茎の出血をともなう治療をしたときは献血を断られると書きましたが、出血すると菌血症を起こすのです。検査で出血があるかないかを検査する項目もあります。また歯肉炎上歯石をとっても、歯肉縁下歯石をとっても、出血を伴いますので、やはり菌血症を起こします。ですから悪い菌がいる場合、何をしても菌血症が起こる可能性があります。そういう恐れをなくすために、まず除菌をします。除菌してからだと悪い菌がいませんので、菌血症が起こらず安心して歯周治療ができることとなります。

除菌が成功すると再感染を起こさない限り、歯周病悪玉菌(レッドコンプレックス)がいなくなることがデータとしてわかっています。

悪玉菌の中には高齢者が起こしやすい、誤嚥性肺炎の原因になっているという報告もありますので、除菌療法が誤嚥性肺炎を減らすことにつながる可能性もあるのです。

      ふじた歯科  藤田浩一

歯科:長崎で歯周病治療に取り組むふじた歯科