日本赤十字と歯周病、除菌療法

長崎県諫早市 ふじた歯科 藤田です

 

歯周病菌が血管に入り、菌血症をおこすことは簡単に起こる現象です。これは日本赤十字が一番よくわかっています。皆さんは献血をしたことがありますか?

献血時の問診で、出血を伴う歯科治療を受けた方の献血を断っています。菌血症になっている可能性が高いからです。

http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_09/

 

このように、菌は簡単に血液の中に入って全身に回ります。ただあまり心配なさらないで頂きたいのですが、一般的にはそれほど菌が多くなければ血液中の白血球など、防衛担当細胞が菌を退治してくれます。ただ菌の数が多い場合や菌が強い場合に他の臓器に影響を及ぼすのです。

以前の記事で歯周病に最も悪い影響を及ぼす菌があると書きました。

http://www.sisyuubyou.jp/article/16208161.html

 

Prophyromonas gingivalis    プロフィロモナス・ジンジバーリス(P.g菌)

Tannerella fosythia       タンネレラ・フォーサイセンシス(T.f菌)

Treponema denticola       トレポネーマ・デンティコーラ(T.d菌)

そう悪玉3兄弟、レッドコンプレックスと言われる菌です。この他にもまだ数種類の悪い歯周病菌がいますが、それはまた後ほど記載します。

 

重度の歯周病に罹患されている方の治療法として、まずそれらの菌がいるかどうかを検査しないことには、始まりません。一般的に数本でも歯周病で歯をなくされている方は調べた方が良いと思われます。

その検査方法がリアルタイムPCRという検査です。これは菌の固有の遺伝子DNAを増幅させて調べる方法です。簡単にいうと歯周ポケットの中の特定の部位に歯周病菌が何匹いるのかを調べる科学的な検査です。

この検査をして、悪い歯周病菌がいれば、除菌を開始します。

注意事項 この除菌治療は保険がききませんので自由診療となります。

→歯科:長崎で歯周病に取り組むふじた歯科